きみの名は「Leica M-E」

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どんなもんか触ってみたかった。これの一言に尽きます。
同じ価格帯で国産フラッグシップ機が手に入るのは分かっていたのですが、
やっぱりライカが好きだったのです。そして、結婚を目の前に大きな買い物をしておきたかったというのも理由のひとつです。

ということで、手に入れました。Leica M-E!
値上がりする前に買ったので60万より少し安かったと思います。今ではすごい値段ですね。
かれこれ約2年ほど使っていますので、使い心地と合わせてレビューしたいと思います。

M型デジタルライカに興味を持ったのはM8が登場した時のことです。
フイルムライカとほぼ見た目の変わらないスタイルで驚きでした。しかしその頃はAPS-HサイズのCCDを搭載していて、画角が1.3倍になってしまうところがネックでした。

それからしばらくして、Leica M9の発表。のちに、M-Eも登場。
M9のシルバーやブラックもよかったのですが、不思議なボディーカラーとM9に比べると少し手頃な価格だったM-Eに興味を持ったのでした。

途中、R-D1xに走ったりもしましたが、やっぱり作りこみの良さはライカにはかないません。最終的にLeica M-Eを手に入れることになりました。

廉価版に思われるLeica M-Eですが、心臓部であるCCDはLeica M9と同じもの。
フレームセレクタとUSBポートがないだけです。これらは無くても支障は全く無く、かえってスッキリしたボディでさらに印象が良いです。

使い心地はライカそのものですね。M3やM4などのクラシックなライカではなく、M6やM7などの比較的最近のLeicaに近い触り心地です。
・記録形式:DNGのみ
・感度:200
・ホワイトバランス:デーライト
・露出補正:-0.7
基本はこの設定でオート撮影しています。露出補正が必要なときはシャッタースピードダイヤルで調節します。

ファインダーはライカならではのクリアな感じ。すこーし暗いかな。
液晶は正直荒いです。まぁ、写っていれば良しです。あとでDNGでいじりましょう。
描写はシャープな印象。色は比較的ニュートラルなので調節しやすいです。でも、まともな絵にするには丁寧な現像が必要ですね。これが楽しいところです。

デジタル一眼レフカメラとはそもそもコンセプトが違うので、Leica M-Eに対するコレといった不満はありません。デジタルカメラではなかなか味わえない、カメラを手にする喜びを叶えてくれるカメラです。ぜひ、1度は使ってみてください。

追記:
M10が発売になりましたねー。ボディの厚みがフイルムライカと同じってのは素晴らしいです。気になりますが、拡張性の高さで、α7Sを選んじゃいました。。。

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